Blog記事 No.3『うしろに立つ少女』
あの任天堂ディスクシステムで1989年に出した名作「ファミコン探偵倶楽部パート2 後ろに立つ少女」を久しぶりにやってみました。(実際にやったのは1998年にスーパーファミコンでリメイクされた方です)
中学生の頃にクリアした時には「恐いゲーム」というイメージが強く、「面白かった気がするなぁ〜」という程度でした。が、大人になって久しぶりに遊んでみると、非常に素晴らしいゲームだと感じました。
まず、何と言ってもミステリとしての筋立てがいいです。主人公が解決に乗り出した殺人事件と、過去に迷宮入りとなって時効寸前の殺人事件。この2つの事件の関連性を追っていくと、何人もの関係者の人となりがだんだんと見えてくる。やがて全ての話が結末と解決に向かって一つになっていく。推理モノにはお約束の展開ですが、これがしっかりと練りこまれていて、ゲームの根幹をしっかりと形作っています。
それに加え、ゲームとして重要な要素である主人公との一体感を非常に感じさせてくれるゲームです。探偵である主人公は、特に抜群の推理力を持っているわけではなく、集められた情報を繋ぎ合わせて犯人やその動機を考える際も、プレーヤーが考えていることと同じレベルのことを考えてくれます。そのお陰で、実際に自分が探偵として事件の調査を行っている気分になれます。推理小説や人気マンガの場合は、天才的な推理力を持った主人公が勝手に捜査を進めて、誰も気づかないような答えを出して読者を驚かせるものが多いと思います。そういうものと比べると、非常にゲーム向きな作りになっていて面白いです。
また、主人公の脇を固めるヒロイン「あゆみちゃん」や頼りになる(?)友人「ひとみちゃん」の存在もGoodです。途中からはこの三人で協力して捜査を進めていく事になるのですが、「仲間っていいもんだな」と主人公がボソッとつぶやく台詞に、思わず共感です。チームワークで事件を解決するという展開ってアツイっす。俄然やる気倍増って感じでのめり込ませてくれます。
音楽も良いです。お気に入りは校長室で流れる曲。中学のときに遊んだときからずっと頭に残っていて、久しぶりに聞いてもいい曲だな〜と思いました。校長室に入れるのはゲームの中盤くらいなんですが、そのときにはしばらくコントローラーを手放して音楽に聞き入ってしまいました(笑
込み入ったトリックが使われているわけでもなく、推理に頭を捻らなくても進めることができるので、ミステリ好きの人でなくても充分楽しめる作品だと思います。古いゲームですが、今知らない人が遊んでも満足できる名作だと断言できます。
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